読書

ミニマリスト しぶ著 「手ぶらで生きる」を読んで人生の無駄な物、捨てちゃいませんか?

ミニマリスト しぶ著 

手ぶらで生きる
見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法

この本を読んで、少しずつですが本書に書いてある事を実践していっています。

そして、私は人生の無駄な物を捨て始めています。

生きづらさを感じているあなたに、本書の魅力をお伝えします。

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

そもそもミニマリストって何? ただ、物を持たない人というだけではない

ミニマリストって何なのか?

私が漠然とミニマリストに描くイメージは

「物を極力持たない人」

でした。

著者 しぶ氏によると、そのイメージは

半分は正しくて、間違っている。

本書 序文より

だそうです。

では、ミニマリストとは?

それはミニマリズムを実践する人なのですが、それではミニマリズムって何でしょう?

ミニマリズムの本質とは、ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある。

本書 序文より

そして、しぶさんはご自身の経験から

お金が全然ない中で新しい生活を始めるには、どうしたらいいか。稼ぎを増やす前に、まずは無駄な出費をそぎ落とすことから始めた。

本書 序文より

と言っています。

つまり、ミニマリズムは

無駄を取り除き、自分の一番大切なことを把握して必要最小限の生活をすることだと

私は解釈しました。

もっと簡単に一言で言えばミニマリズムは

徹底した無駄取り

なのです。

徹底した無駄取りの実践教科書 私はできることから始めました

私はこの本 「手ぶらで生きる」 は徹底した無駄取りの教科書だととらえました。

しぶさんは本書で50の無駄取りの方法を教えてくれています。

ただし、この50の方法を全ていきなり実践するのは正直キビしいと思いました。

でも、できることからやればいい!

以下、私が本書を読んで実践した事です。

  • 自分が月にいくらで生活していけるかを把握する
  • 食事は1日1食
  • 床で寝る
  • キャッシュレス決済を利用する
  • 1日10,000歩を目標に歩く
  • 物より経験を買う
  • 年賀状は送らないと決めた

以下、詳しくご紹介します。

自分が1カ月に必要な額を把握する

みなさん!毎月いくら使ってるますか?

私は答えられませんでした。

それなのに、「お金が無い」って騒いでいたのですね。

しぶさんの言葉が刺さりました。

毎月かかる必要最小限のコストを把握する。そうすれば「これだけ稼げば十分に生きられる」という目安となり、「漠然としたお金の不安」から自由になれる。

05 月に7万円で生活する より

ちなみにしぶさんは月に7万円で生活できるそうです。

私はというと・・・

詳しい額は教えられませんが、毎月家計が少しづつ赤字だということがわかりました。

妻にその事を伝えるとなんとなくは分かっていたけど明確ではなかったようで

その額にショックを受けていました。

これから夫婦で家計を見て行こうということになりました。

1日1食で生活する 私には無理だけど食費が減って、少しヤセました

ボクは1日1食で生活している。

20 1日1食で生活する より

ー20 1日1食で生活する よりー

しぶさんによると、

本当は人間は「飢餓に強く、飽食に弱い」生き物で1日3食は食べ過ぎ!

肥満、糖尿病、アレルギー、アトピーという「現代病」の要因となっているのだそうです。

ちなみにしぶさんの毎日の食生活は

  • 朝 寝起きに食物繊維入りの水をコップ一杯
  • 昼 プロテイン、豆乳などのドリンク類
  • 夜 主食に玄米かサツマイモ、タンパク源にサバ缶かサーモン、そしてフルーツと野菜たっぷりスープ

だそうです。

これを全部まねるのは無理と判断した私は平日のみですが

  • 朝 白湯 またはオートミール
  • 昼 空腹を感じた時だけカロリーメイトひとかけら 空腹が収まったら食べない。この繰り返し
  • 夜 妻の手料理を普通に食べる

としました。

その結果、

  • 食費が3日で350円程度となり自分のおこづかいに余裕ができた
  • お昼の後で眠気が無くなり仕事の効率が上がった
  • 体重が61kgから59.8kgまで減りました

という良い事がありました。

節約できて体調もよくなり一石二鳥ですね。

寝袋とマクラを使って床で寝る 朝の時短と心の余裕ができました

僕は床で寝ている。

02 床にそのまま寝る より

最初、読んでいてまさか!と思いました。

しぶさんがこの事をツイッターでつぶやいたら

「ありえない」「やり過ぎ」と反響があったらしい。

それはそうでしょう。私も同感!

ここでしぶさんは興味深い事例を挙げています。

そもそも僕が床睡眠を始めたきっかけは、「高級マットレスでも、コンクリートでも睡眠の質は同じ」という研究データを見つけたこと。

02 床にそのまま寝る より

そして、どちらで寝ても同じ結果なら少ない方を選ぶそうです。

私はこれは実践する気がなかったのですが今は床に寝袋を敷いて寝ています。

きっかけは家族が病気になり、いつもの寝室と寝具を使えず寝袋を使用する状況になった事です。

やってみると案外普通に眠れるのですね。

そして、しぶさんも書いてましたが朝スムーズに目覚められます。

布団をたたむよりも寝袋を片付ける方が楽チン♪

ここでも無駄取りできました。

それに引っ越しの時、寝袋さえ持って行けば荷物になる寝具はいらないとなると気持ちが楽です。

キャッシュレス支払を多用しています 支出が目で見えるようになりました

私はキャッシュレス支払反対派でした。

理由はデータが流出して自分の銀行口座からお金を抜き取られるのが怖いからです。

しぶさんはキャッシュレス支払の明確なメリットを挙げています。

  1. ポイントの恩恵
  2. 会計のスピードの速さ
  3. 家計簿の自動化

なるほど、そういわれるとキャッシュレスも悪くないなと思えてきました。

さらにしぶさんは、財布は紛失すると現金や財布そのものは戻ってこないけど

電子マネーは支払手続きを停止すればいいと言っています。

ふむふむ、確かにそうだよねーと、思っていたら決定的な一文を読んでしまいました。

「キャッシュレス派は現金派に比べ2.7倍も多く貯蓄している」

10 財布は持たない より

この一文で私はPAYPAYを今後多用することに決めました。

余談ですが自分の家計を見直すのもネットバンクのアプリで簡単に見直せました。

レシートを財布に溜めて財布をひっくり返して家計簿をつけるような

無駄な事をする時代はもう終わったのです。

1日1万歩を目標に歩く

しぶさんは健康こそ財産であると考えており、

健康維持にとても気をつけています。

そんな僕の運動法は、とにかく歩くこと。毎日意図的に、一万歩以上(1時間~1時間半)のウォーキングをするようにしている。

22 予防にお金をかける より

しぶさんは必要最小限、1日1万歩を歩けば健康は維持できるとしています。

しぶさんの祖母は認知症だったが歩くことで回復した事、

江戸時代、人は1日3万歩歩いており幸福度が高い時代だった事を例に挙げています。

さらに、将来の病気などの為に月にいくらかの保険料を払うより

予防にお金を払うべきと言っています。

私はまず保険を見直すためにすぐに保険書類見直しとプラン変更の資料請求をしました。

そして、万歩計を購入・・・。

は、思いとどまり今あるもので何とかできないかと考えて

スマホのアプリにある万歩計機能を使用して

まずは目標1日1万歩を歩くようにがんばっています。

物より思い出を買う 会社を休んで家族でお花見ドライブ

しぶさんの「手ぶらで生きる」を読んで私の習慣が少しずつ変わっていっています。

でも変わっているのは習慣だけではなく、心にも変化が現れました。

2022年3月下旬、私は家族にある提案をしました。

「4月になったら花見がてらドライブに行かない?」

ところが家族はみな土日に予定がありみんな揃うのは平日だけです。

私は迷わず言いました。

「有給取るから月曜日に行こうよ。」

1年前の私ならばこんなセリフは出てこなかったでしょうね。

「物より経験にお金を使うほうが満足度は高い」ということが証明されている。

43 「物」ではなく「経験」を資産にする より

という、文章とその後に続くしぶさんの経験を読んだからこそ、

そんなセリフが私から出たのだと思います。

しぶさんは福岡在住ですが東京へ友人のダンスレッスンを受けに行ったそうです。

交通費、宿泊費と経費は必要ですがとても楽しい経験をしたと書いています。

私も、桜吹雪を受けながら川沿いの桜並木を家族と歩いた楽しい思い出を手に入れました。

「物」よりも素敵な「思い出」が手に入るなら「手ぶらで生きる」のって素敵じゃないですか?

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年賀状は送らないと決めました 処理に大変だし相手もきっとそうだと思うから

プレゼントについて、しぶさんは受け取った相手がどう感じるのかを考えてから贈るべきだといい

年賀状を例に挙げています。

そして、年賀状についてのしぶさんのコメント読んで

「しぶさん!よくぞ言ってくださいました!」

と思いました。

年賀状は、受け取った人のエネルギーを奪う「贈りもの」の最たる例だと思う。

48 相手のエネルギーを奪う物はあげない より

私は毎年、年賀状がストレスです。

贈られてきた年賀状は個人情報山盛りなのでバラバラにして捨てないと気が済まないからです。

やってられません。メールやLINEで済ませましょう。

相手も自分も喜ぶプレゼントをしたいなら、「処分に困らない物」を渡すに限る。

48 相手のエネルギーを奪う物はあげない より

その通りですね。

名言 足るを知らなきゃ富めない

古くは、老子も「足るを知る」と言っている。正確には「知足者富(足るを知る者は富む)」である。が、僕からいわせると「足るを知らなきゃ富めない」だ。

35 足るを知らなきゃ富めない より

この「手ぶらで生きる」の中で私が一番気に入っている言葉です。

しぶさんはこの項で

すべての選択肢の中から最高のものを選択する最大化

自分のニーズを考えそれを満たすと思った最初のものを選ぶ満足化をあげています。

最大化だともっといいものがあったのではないか?と思い悩み、

満足化は自分のニーズに合うものを素早く選択して「もう充分」と思うそうです。

上見てもキリが無いんですよ。

「足るを知らなきゃ富めない」という言葉に触れて気が晴れました。

私の周りの人、みんな贅沢言いすぎ!

この本に記載してある事全部実践はハードル高い?だったらできることから始めませんか?

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ここまで、「手ぶらで生きる」を読んで私が実践した事や、学んだことを書いてきました。

この「手ぶらで生きる」はミニマリズムの教科書だと私は思います。

なので実践しないと意味は無いと考えています。

読んでおしまいでは無駄は取れませんからね。

でも、ハードル高い項目はありますよね。

例えば、私の場合

  • 四畳半に住む → 離婚でもしない限り引っ越せません
  • 同じ服を着る → 妻ともめながら服を捨てていますが上手くいってません
  • 収納を持たない → 勝手に収納なくしたら家族と大ゲンカになるので今はムリです

などなどです。

でも、できるところから実践していけばいいと思います。

できていないところも後でできるかもしれないですしね。

この「手ぶらで生きる」という本、一度読み終わりましたが、これから何度も読み返して

人生の余計なお荷物を捨てていきたいと思います。

(2022年4月23日)

  • この記事を書いた人

むにゅひこ

主に釣りと登山をこよなく愛する雑談好きなおじさんです。

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