私の父親の謎な行動を思い出しました。
友達にそのことを話すと興味深く聞いてもらえました。
友達との雑談の後、ふとこんな言葉が頭をよぎりました。
父親の役目ってなんだろう?
ちょっとだけマジメに考えました。
今回は
父の謎行動から考える
父親としての子供とのかかわり方
というお話です。
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親父のかかわり方からわかる子供とのかかわり方
とっくに他界した父とのかかわりで私が感じたこと。
子供は親の思い通りになんてならない。
なるわけがない。
だって、生まれた瞬間から個人なのですから。
この結論に至るのに親父との思い出が重要でした。
以下、詳しく見ていきましょう。
親父で検索 散々な言われっぷり
ネットで「親父」と検索してみると
- 父親 離れたい
- 父親 出て 行って ほしい
- 父親 ゴミクズ
- 父親 ライン うざい
- 父親 腹立つ
と散々な言われっぷりです。
そして、実は私も子を持つ親としてこのように思われているかもしれません。
世の中のお父さん、程度の差こそあれ結構こんな風に思われているのではないでしょうか?
全員とは言いませんけど。
これって親父として子供との接し方に何か問題があるからなのではないいでしょうか?
親父の謎行動を思い出した
友達と雑談していて私の父の話になりました。
父はとっくに他界しています。
なのに今さらですけどまだ、よくわからない行動があるのです。
振り向けば父がいる
私が小さなころです。
一人でおもちゃで遊んでいました。
何かを感じて振り向くとそこには親父が立っていました。
ニヤ~と笑っています。
まるで背後霊?
何?
と聞くと何か話すでもなくスーといなくなってしまいました。
一緒に遊ぶでもなく、何か話すでもなく。
こんなことが何度もありました。
今でも謎です。
プレハブを建てるのはプラモデルより簡単?
私が小学生の頃です。
某有名ロボットアニメのプラモデルにハマってました。
そんな私に父が一言
「オマエが作るプラモデルよりもプレハブ作る方が簡単だぞ」
プレハブ?
プラモデル?
いやいや、そんな馬鹿な。
そもそも比べるのがおかしいのでは?
ちなみにこの時の父は真顔でした。
そこはハッキリ覚えています。
この発言、今でも謎です。
勉強をまともに教えてくれない
私が小学校4年生のころでした。
割り算に苦戦する私。
父登場。
お父さんが教えてやるよと意気込んで教師役をかってでます。
ところが割り算ではなく、わけのわからない数字を並べ始めます。
その時はどうなったか覚えていません。
覚えているのは中学1年生になってその時父が書いた数字は
素因数分解
だったことがわかりました。
割り算から素因数分解
父がなぜそのようなことをしたのか?
今もってわかりません。
麻雀で遊んでくれる 家庭内抗争勃発!
私が兄弟とポンジャンをしようとした時の事です。
ポンジャンで遊ぼう 真向否定!
ポンジャンとは
麻雀の子供用だと思ってください。
船 飛行機 車のマークで役を作ってあがる。
そんなゲームです。
もちろん麻雀とはかなりルールが違います。
人数が足りないので父をさそってみました。
乗り気の父。
しかし、問題発生!
ポンジャンなのにことあるごとに
「麻雀ではこうなっている」
といい、麻雀ルールを当てはめようとします。
その内家族が険悪なムードに・・・。
ついに溜まりかねた父が
「もういい!金出すから麻雀買って来い!」
と言い出す始末。
麻雀で大喧嘩 母が激切れ!
私を含め、子供たちは麻雀を日を追うごとに覚えていきます。
これで家族仲良くなりました。と、思いきや。
険悪なムードに・・・。
険悪なムードの理由を箇条書きで説明します。
- 父が大きな手で上がろうとしているのに私がこざかしい手でサッと上がる
- 兄が勝てないのを父がからかう
- 私が下手なので牌を捨てるのに一貫性が無く、読みづらいと父が不機嫌
そのうち父と兄のケンカがヒートアップ!
それを聞いた母が父や兄より激切れ!
「そんなんなら、もう麻雀なんてやめてしまえ!」
母からの矢止めの命令があり麻雀は1年間封印されました。
その1年後封印が解かれて麻雀が再開します。
またしても大ケンカ。
その後、我が家で麻雀が行われることはありませんでした。
父が素直にポンジャンをしていてくれればこのような事にはならなかったのに・・・。
私からしたら父は謎です。
親父の謎行動からみえる父親のかかわり方
私の父の行動についてはまだまだエピソードがつきません。
私が言えることはなんでそうなるのかわからないということだけです。
今にして思うと一つだけわかる事があります。
それは
子供は親の思う通りになんてならない
ということです。
私の背後に立った父は子供に別の遊びをして欲しかったのかもしれません。
プラモデルなんか作らずにプレハブ立てて欲しかったのかもしれません。
割り算よりも素因数分解に取り組んで欲しかったのかもしれません。
麻雀友達がいないので友達になって欲しかったのかもしれません。
しかし、どれもこれも父の思い通りになっていません。
しかも私は成人してから一時親父に勘当されます。
泣きながら母に和解をすすめられて渋々和解するまで結構な年月が過ぎました。
(この件は長くなるのでこれ以上かきません。)
とにかく、私という子供はほぼ親の言う通りには育ちませんでした。
父親になって 私の子供たちとのかかわり方
今思うと、親父は親父なりに子供に対して
こんな風に育って欲しい
みたいなものがあったのだと思います。
だって、その後父親になった私にもあったからです。
私の場合は上の子が3歳になった時に
こんな子に育って欲しい
と、思うのをやめました。
無駄だと思ったからです。
小さな子供にだって人格があると気がついたから。
母親は子育てで重要な位置を占めています。
(他所の家庭は知りません。私の家庭での話です。)
母親に比べたら父親のポジションはおまけです。
でも、おまけだからって私は子育てを諦めたわけではありません。
私にできることをしよう。
私にできたことは遊び相手になることでした。
遊び相手としての私が用済みになるまでせっせと遊びました。
遊び相手がお役御免ならどうするか?
お金だけ出して口は出さないスポンサーになりました。
口は出さないといっても聞かれたことはちゃんと答えます。
でもそれ以外は口出ししません。
だって、どうせ思い通りになんかなりませんから。
私がそうだったように。
父親の役目って私から言わせれば
- 遊び相手
- 遊び相手が終わったらスポンサー
くらいだと思います。
あとは日頃の言動や行動で
自分はこんな人間です
と、表現するくらいですね。
その表現が子供たちにどう影響するのか、しないのか。
それはわかりません。
受け取る側の問題なので。
まとめ 父親の役目なんてそんなにない
私が父親として子供に関わるのは2つだけ
- 遊び相手
- スポンサー
そして、日頃の態度やセリフで自分の生き様を示すだけです。
それが子供たちの人生に影響するかどうかは子供たち次第。
私はそう思います。