毎日毎日、薄いコーヒーばかり。
もうイヤだ!
節約のためとはいえ我慢ならない。
ボクは普通の濃さでコーヒーを淹れることにした。
誰になんと言われようともボクは普通にコーヒーを飲む。
コーヒーを飲むに値する人間だと自分で自分を認めたから。
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何故、濃さ1/2のコーヒーなのか?
毎日毎日、ボクは薄いコーヒーばかりのんでいた。
別に薄いコーヒーが好きだからではない。
ボクはどちらかと言えば、真っ黒な苦いコーヒーが好きだ。
では、何故薄いコーヒーを飲むのか?
理由はズバリ節約のため。
この1年程度でコーヒーは高くなった。
以前は職場で1杯、家で4杯は飲んでいた。
今この調子で飲めば、もちろん破産なんてしないが家計にはダメージがある。
なので、通常の1/2の濃さでコーヒーを淹れることにした。
簡単である。
インスタントコーヒーの粉を半分にしてお湯で溶かすだけだ。
コーヒーの濃さは自己肯定感を上げる?
ずーっと通常の1/2の濃さでコーヒーを 飲んでいた。
ある晩、心に限界が来た。
その日は残業だった。
帰宅して、一人で晩ごはんを食べる。
食器を洗う。
そして、麦茶を飲む。
最近はコーヒーではなく麦茶を飲んでいる。
コーヒーよりも安価だからだ。
麦茶を飲みながら、突然ハートがブチ切れた!
本当に突然の感情だった。
毎日、自転車でマジメに仕事に行って、残業して、夜勤して、欲しいものを買わずに我慢して・・・。
こんなに懸命にやっていてコーヒー一杯も満足に飲めないのか?ボクは!
次の日、ボクは仕事帰りにスーパーからインスタントコーヒーを買ってきた。
通常の量、インスタントコーヒーの粉を入れてお湯を入れてスプーンでかき混ぜる。
久しぶりに通常のコーヒーを口にした。
いや、やっぱりウマいよこれ!
ボク、いつも頑張っているよね。
この濃さでコーヒーを飲んだっていいじゃないか!
コーヒーを飲みながら自分を肯定した。
コーヒーを飲んでいるだけなのに、自己肯定感がどんどん上がっている。
そうだ!自分はコーヒーを通常の濃さで飲んでいい人間なんだ。
コーヒーを飲むに値する人間
久々に通常のコーヒーを味わって、考えた。
どうやったら、この通常コーヒーを毎日味わえるだろうか?
収入が上がれば確かにその分でコーヒーを買える。
飲みたいだけ飲める。
じゃあそれはいつなんだ?
いつになったらボクは通常のコーヒーを飲むに値する人間になれるのだろう?
そんな機会は巡って来ないだろう。
だって、収入がいきなり跳ね上がるなんて想像がつかない。
収入を上げるためにがんばるという姿勢をボクはある時から辞めた。
そんなストイックな生き様にうんざりしたからだ。
ストイックな行き方はそういう価値観の人間同士がすればいい。
それに今の自分の状況はそんなに悪いのか?
自分は働いて、世間様からしっかりお金をもらっているじゃないか。
立派に働いているじゃないか。
年収は決して高くはないが、家族は毎日3食ちゃんと食べている。
服や必要な日用品だって買える。
なのになんでコーヒー一杯くらい通常の濃さで飲めないのか?
そんなはずないだろう!
ボクは自分をコーヒーを飲むに値する人間 と認めた。
この日を境に、ボクは通常の濃さでコーヒーを1日2杯から3杯飲むようになった。
当然だろう。
ボクはコーヒーを飲むに値する人間なのだから。
あらゆることに値する自分
コーヒーを通常の濃さで飲むに値する自分になった。
自分で自分を認めたからだ。
他の誰でもない、自分が自分を認めた。
だからコーヒーを通常の濃さで飲むに値する人間になれた。
ところで、コーヒーはもちろんだが他にも何かないだろうか?
自分で勝手に自分の価値を貶めたことによって、手に入れることが出来ていない物が?
考えてみた。
真っ先にバスタオルが頭に浮かんだ。
体を拭くたびにごわごわして不快なバスタオルを買い換えたい。
スニーカー
靴底がすり減って平らにならない。
洗ってもどうにもならないくらい薄汚れて、生地も傷んでいる。
ズボン
汚れというより変色していてみすぼらしい。
2着のうち1着は入れ替えたがもう1着薄汚れたズボンを買い替えたい。
お菓子
食後のコーヒーにお菓子が欲しいところだ。
でも、スーパーのお菓子売り場の前で、いつもモジモジ悩んでしまう。
「値段の割に中身が少ないな」
「g換算すると同じ種類でもこっちの方が安い」
など、悲しいほどセコイことをぶつぶつ言いながらお菓子を選んでいる。
もうやめにしよう。
自分の機嫌をしっかり取って、自己肯定感を上げようじゃないか。
お菓子は迷わず、好きなものを買う。
バスタオル、スニーカー、ズボン、買い替えよう。
どれもこれも、自分はそれに値する人間でいいのだ。
もちろん、好き放題贅沢するとは一言も言っていない。
度が過ぎた贅沢をするわけでは無いのだから、自分を快適にしてあげるものは買い替えてもいいではないか。
今までなら、
お金無いから
とか、
ボクはいいからその分家族に
とか言ってどんどん自分を後回しにしてきた。
もういいじゃないか。
自分で自分を満たす為にお金を使おう。
自分にはそれだけの価値が絶対ある!
絶対にあるから。
そして、今日もコーヒーを飲む
この原稿を書きながら、ボクは今日もコーヒーを飲んでいる。
もちろん、通常の濃さで淹れたコーヒーだ。
やっぱりウマいよ、これ。
そして、その横にはお菓子だってある。
食後のコーヒータイム。
毎日の一番の楽しみ、至福の時だ。
ボクは至福の時を味わう価値がある。
その価値を自分自身で認めたからだ。
至福の時が終わるころ、ぼちぼちとブログ記事を書き始める。
午前中は全く進まなかった原稿を今はスムーズに書き続けている。
この調子ならブログを今夜も更新できそうだ。
コーヒーを飲むに値する人間だと認めてから少し調子がいい。
家族のために頑張ることは決して悪いことでは無い。
むしろ尊いことだろうと思う。
だからと言って、自分の価値を貶めるのは違う。
自分の価値を安くして家族に奉仕するのではいつか破綻がくる。
ハートがブチ切れる前に、ボクは普通の濃さでコーヒーを飲むことに決めた。
最後にお願いです。
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