命日が近いせいなのか?
亡くなった親父との思い出がちらほら思い出されます。
世の中の所謂普通の親父とは少し違った親父でした。
いくつかある親父との思い出から一つ紹介します。
(今回は酒豪だった親父の豪傑豪快すっきりエピソードです。)
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親父は酒豪 飲み方はきれい
亡くなった私の親父は酒豪でした。
ですが、わが親父ながらきれいな酒の飲み方をする親父でした。
前回、吹雪の中酔っぱらって行き倒れしていましたがそれは例外 ↓
普段はいくら飲んでも陽気になっても怒鳴ったり怒るような人ではありません。
自分で飲み過ぎたと思ったら
「あとはお茶で」
と言ってその後は誰が勧めても絶対飲まない。
もちろん酔った勢いでケンカするなんてことはありませんでした。
上司に灰皿ぶつけて帰って来た親父
まだ私も含め子供たちが小さいころの話だと思います。
いつもどおり親父が家に帰って来ました。
母は親父がいつもどおりに帰って来たと思って
ん?
と違和感。
親父は例え会社でいやな事があっても母や子供たちに言ったり態度に出す人ではありませんでした。
でも、母はこの日微妙に親父に違和感を覚えたようです。
その後、程なくして親父の直属の上司始め同僚たちが訪ねてきました。
で、まあ家に上がってもらっていきなり家飲み会です。
この人たち、どうやら親父を慰めにというかフォローしにきたみたいです。
どうして?
親父が飲み会で偉い人に灰皿ぶつけたから。
偉い人にムカついて、飲みの席を蹴立てて帰ったからです。
どうやら偉い人にも問題があったようです。
これだけ親父のために同僚が来てくれて慰めてくれるのだから。
その日、親父に何があったのか?
母は同僚のみなさんから話を聞くまでまったくわからなかったそうです。
仕事は家に持ち込まない。
そんな親父の無言のルールは徹底していたようです。
気に食わない飲みの席なんか蹴飛ばして帰って来い
後日母が私に語ってくれました。
「お父さんはね、妬まれていたのよ。」
偉い人から妬まれていびられていたみたいです。
それで飲み会で親父がいっきに爆発したようです。
ここで親父の教え。
気に食わない飲みの席なんか蹴飛ばして帰って来い
豪快な親父にはピッタリな言葉に思えます。
親父が言っていても違和感はありません。
私も酒を飲める歳になってだいぶ経ちます。
けれど飲み会蹴っ飛ばして帰るなんて、できなかったなあ。
私にできたことは最初から行かないくらいですね。
このことを思い出すたびに
やっぱり親父ってすごかったんだな
って思います。