注意
この記事は絵本「ふらいぱんじいさん」のネタバレが含まれています。

絵本「ふらいぱんじいさん」
神沢 利子作
堀内 誠一絵
児童向け絵本ですが、大人が読んでも面白い本です。
何が面白いかって?
職場に不満がありぶっちぎる。
自分のやりたいことは常にブレない。
そのためならどこへでも行く。
ぶっ飛ばされても構わない。
フライパンなのにこんな男前でカッコイイじいさんの生き様、面白くないわけがありません。
果たして、ふらいぱんじいさんは思い通りに目玉焼きが焼けるのか?
まさに、次の展開が読めないハラハラドキドキの冒険ファンタジーです。
今回は
転職前に読む本フライパンじいさん
その生き様に人生のヒントがある
というお話です。
※ 本ページはプロモーションが含まれています。
ふらいぱんじいさんの魅力 本書見どころ(ネタバレ)
注意
もう一度いいますがこの記事はふらいぱんじいさんのネタバレが含まれています。
職場に不満を持っている人、既に退職して無職の人なら一度は本書
ふらいぱんじいさん
を読むべきです。
そして、ふらいぱんじいさんの生き様と魅力から勇気をもらってください。
ふらいぱんじいさんの魅力はざっとこんな感じでしょう。
- 職場に不満を持ったら迷わず飛び出す行動力
- 自分のやりたいことが常にブレない意思の強さ
- ぶっ飛ばされてもくじけない就職活動
ふらいぱんじいさん、キッチンで目玉焼きを焼かせてもらえなくなりました。
もう、やってられないとばかりにキッチンを飛び出します。
目玉焼きを焼きたいという熱い思いは常にブレません!
新しく目玉焼きを焼かせてもらうためなら
ジャングル、砂漠、海の中
ぶっ飛ばされようが変形させられようが負けません!
どこへだって行きます。
そして目玉焼きを焼きたい一心でたどり着いた安住の地とは?
以下、見ていきましょう。
キッチンから迷わず飛び出す行動力
ある日ふらいぱんじいさんのいるキッチンに新しいフライパンがやってきました。
新しいフライパンが目玉焼き担当になります。
じいさんは野菜炒めその他のフライパンに。
目玉焼きが焼きたいのに・・・
さすがのじいさんも落ち込みます。

そんなじいさんをゴキブリが励まします。
「じいさん、世の中広いぜ」
じいさんはゴキブリに背中を押されてキッチンを飛び出します。
そして、旅に出るのです。
「辞めたいけど、今辞めたら・・・」
なんてことをウジウジ考えて辞め時を謝ったあの頃の私に読ませてやりたいです。
常にブレない「目玉焼きを焼きたい」想い
ふらいぱんじいさんはとにかく目玉焼きを焼くのが大好き。
目玉焼きを焼くためならなんだってやります。
ダチョウに出会って目玉焼きを焼かせろとしつこく迫ります。

このダチョウオスなので最初はちゃんと断ってきます。
しかし、あまりにもじいさんがしつこい。
オスでもなんでもいいという始末。
じいさん、ついにダチョウからバックキックを喰らって遥か彼方にぶっ飛ばされます。
かなりやりすぎですがじいさんの姿勢にキラー面接官にもめげない度胸と根性を見ました。
ポジティブなじいさんぶっ飛ばされても平気
じいさんの旅は決して平穏無事ではありません。
ヒョウの夫婦ゲンカに巻き込まれる
猿におもちゃにされて叩かれまくる
先にも書きましたがダチョウからぶっ飛ばされる
嵐に巻き込まれ遭難しかける
海底でタコにボコられる
それはもう散々です。

でもいつだってじいさんはポジティブ!
もちろんひどい目にあっている時はオタオタしますけど。
でも通り過ぎればまた元通り元気!
不平不満は言いません。
このポジティブさ尊敬します。
ぶっ飛ばされてもくじけない、ポジティブな就活生なんです。
たどり着きたい状態 時には目線を変えてみる

旅を続ける無職のふらいぱんじいさん。
すったもんだ、なんやかんやありまして。
最後は結局、自分が思うような目玉焼きを焼く仕事に就けませんでした。
ですが、じいさんなりの「安住の地」にたどり着きました。
自分は目玉焼きが焼きたいという目標はついにかないませんでした。
しかし、そこに至るプロセスでさまざまな出会いがありました。
その出会いがじいさんの気持ちを変えて行きます。
最後は鳥の巣となりかわいい小鳥のヒナを育てることになりました。
じいさんはとても満足でした。
卵からヒナを育てることはタマゴつながりと言えなくもありませんね。
かわいいヒナ達を育むことに生きがいを見出したのかもしれません。
ここで言えることは・・・。
ブレない自分でいい。
でも、目線を変えることで人生の満足を得るのも悪くない。
生き方は人それぞれ。
その人自身が満足できる生き方でいい。
小鳥たちと過ごす「安住の地」でじいさんはいつまでも幸せに暮らすことでしょう。
まとめ 無職ならふらいぱんじいさんから学べ!
ふらいぱんじいさんの見どころはこちら
- 職場に不満を持ったら迷わず飛び出す
- 自分のやりたいことが常にブレない
- ぶっ飛ばされてもくじけない
- 自分の到達の目線を変えてみる それも悪くない
子供の絵本ですが大人が読んでも考えさせられる作品です。
ぜひ手に取って読んでみてください。