ネットでみつけた
「年収90万円で東京ハッピーライフ」
という本のタイトル。
私には
マジか?ウソでしょ?
としか思えませんでした。
生きづらさを普段から感じているワタシ。
本書のタイトルに興味をそそられました。
物価や家賃なんか高い、生きづらい東京でハッピーライフ?
しかも年収90万円で?
東京で年収90万円で暮らせるなら他の土地でも暮らせるに違いない。
どれ、一つ読んでみよう。
今回は
「年収90万円で東京ハッピーライフ」
私なりに要約してみました。
※ 本ページはプロモーションが含まれています。
幸せって何?やりたく無いことは何?
本書を要約するなら次の二つのテーマは外せないと思います。
それは
- 自分にとって何が幸せか
- 自分がやりたく無いことは何か
です。
以下で詳しく見ていきましょう。
著者 大原扁理さんはご隠居さん
著者の大原扁理さんについて簡単に紹介します。
ご隠居さんです。
隠居といっても歳はアラサー。
高校卒業後、フリーターしたり世界一周したりしていました。
自分がやりたくないこと。自分の幸せ。
追求していったら最終的に隠居に落ち着いた。
というお話です。
若隠居したからといって家庭が裕福だとか若くしてFIREしたとかそんなことではありません。
この隠居生活には大原扁理さんの生きて培ってきた様々なものが詰まっています。
自分の幸せは何か?
自分にとって何が幸せか?
他人にどう思われるかではなく自分の幸せってなんだろう。
扁理さんはそのことを考え続けていました。
自分がどうなってれば幸せなのか。
いつも自分に聞いてみるのがいいそうです。
何もせずにボーとする時間。
床に大の字で寝っ転がっていてもいい。
一人になって自分に問いかけてみる。
他人がどう言おうと自分の幸せは自分で決める。
それが大事なんです。
やりたく無い事で死なない
扁理さんは言います。
好きなことで生きるよりは嫌なことで死なないことです、と。
好きなことを見つけて夢や目標に向けて頑張る。
それでもいいのですが、そんな生き方はしんどい。
好きなことで生きるより嫌なことで死なないようにすることの方が楽です。
仕事を探す時に
これは嫌だけどこのくらいなら我慢できるな〜
という範囲のことを見つける。
それを見つけることで自分の仕事を選べばいい。
もちろんその基準は変わっていくのでそれは修正していけばいい。
夢や目標に向かって頑張るのは素晴らしいことです。
だけど、どうしてもそれがしんどい人だっているでしょう。
ワタシもその一人です。
ワタシは今、正に嫌なことで死なない程度の生活してますけどとても快適です。
本書で解説されている衣食住
著者なりの衣食住について語られていました。
それらを簡単に紹介します。
興味のある方は本書を手に取って読んでみてください。
衣 人と違うカッコを求めなくてもいい
個性というと人と違うことを求めがち。
でも、個性は自分の今までしてきたことが積み重なって体現されていくもの。
ただ奇抜な格好しても悪目立ちになりかねない。
普通の服を着ていても個性がある人は個性が出てくる。
というお話です。
ご自身で隠居生活における衣服についても教えてくれています。
興味がある方は本書を手に取って読んでみてください。
食 基本的に粗食
基本的には
玄米、味噌汁、とあと一品
のように粗食が基本ベースだそうです。
大原扁理さんは粗食によって体の調子がいいんだとか。
でも、すべての人に粗食を勧めているわけではありません。
たまたま大原扁理さんには粗食があっていたという話です。
本書を通してですが扁理さんは自分の生き方を他人に強要しません。
たまたま自分の合っている内容を読者に勧めてくれるだけ。
これが扁理流なのかもしれません。
他にも野草の料理の仕方、スコーンの作り方なども載っています。
参考にしたい方は是非本書を手に取って読んでください。
住 物件を見つけるのは恋愛に似ている
地方から上京した経験に基づいて、扁理さん流部屋探し術を紹介しています。
まず、自分の住みたい地域の家賃相場で考える。
月にいくらまで払えるか考えてみる。
それでいい物件があってもすぐ契約しない。
近所のリサーチも大事。
で、その部屋を借りるけどそこで長く住めるかどうかはわからない。
扁理さんは
いい部屋とのマッチングは恋愛や結婚に似ている。
といった内容のことを言っています。
いい人が見つかってもすぐに付き合わない。
付き合ってもその人が即、永遠の伴侶になるかはわからない。
むしろならない方が多い。
そんな風に自分の部屋は決めて行けばいいそうです。
お金とうまくやっていく
扁理さん、ハタから見ると
かわいそう・・・
と、思われることもあるような生活しています。
(わたしはチョットうらやましいですけどw)
他人からあわれまれていたとしても、お金に困まらないのだとか。
扁理さんいわく
お金にすごく好かれているわけではないけど嫌われてもいない
そうです。
扁理さんはお金を擬人化してお金はかわいいといっています。
全世界の人類の中から自分のところを選んで来てくれたと思うとお金がかわいくて粗末に扱えないそうです。
そんなお金への姿勢からなのか不思議とお金に困る事が無くなったそうです。
扁理さんは週2回で介護の仕事をしています。
それだけではお金が足りない時、友人から偶然アルバイトを頼まれたりするそうです。
もちろん友人には何も話していません。
お金達が大原扁理さんというオモシロい人にちょっと味方してくれているようです。
まとめ 生きづらい人は大原扁理さんの本を読め!
本書
「年収90万円で東京ハッピーライフ」
を要約すると次の通りです。
- 自分が何が幸せかがわかっている
- やりたい事をして生きるよりやりたく無い事で死なないこと
大原扁理さんは自分がどうなっていたいかを自分に問い続け、やりたく無い事を可能な限りやらないように生きてきました。
その結果が若くして「隠居」というライフスタイルにたどり着いたのだと思います。
この本は「隠居」を勧めているわけではありません。
こんなライフスタイルもあるよ、と紹介し
- 自分が何が幸せかがわかっている
- やりたい事をして生きるよりやりたく無い事で死なないこと
を自分なりに突き詰めていくことを提案しています。
この提案こそ生きづらさから抜け出すヒントだと思います。