投稿 適応障害

適応障害 家族の理解は得られなくてもデイケアで療養

この記事はこんな人におすすめです

  • 適応障害を含む心の病いと診断された
  • 適応障害になったことを家族が理解してくれない
  • 適応障害で休職した後の生活を知りたい
  • 家族が適応障害で休職中、家でどう接するか悩んでいる

この記事は私が適応障害になってしまった体験記です。
なるべく柔らかい表現を使用していますが不快な思いをするかもしれません。
もし、不快になったらすぐに読むのをやめてください。

私は前職で心病みました。

診断は適応障害です。

働ける状態ではなくなり休職ということになりました。

でも、休みだからといって家でゆっくりなんてできませんでした。

家族が精神疾患を持つ私への対応に困ったからです。

今回は
適応障害と診断されたが家で休んでいる場合じゃない
家族が理解できない世界の住人になった私の体験談

というお話です。

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

私はどうしたらいいの?

「私はどうしたらいいの?」

私が適応障害で休職してしばらくして妻に言われた言葉です。

私はなんとも答えることができませんでした。

だって、自分だってどうしていいかわからないのだから。

病んでいる私のそばで妻のストレスがあがっていったのです。

こんな状況を解決したのは心療内科で用意してくれたプログラムから行きついたデイケアでした。

以下、詳しく見ていきましょう。

ずっと家にいられても・・・

はじめにショックを受けた言葉。

「ずっと家にいられても困る」

適応障害は精神の病です。

普通の病気やケガと違ってどうなったら完治かよくわかりません。

でも、病気には違いありません。

なのにこの発言。

ひどいと思いました。

でも、少し冷静になって考えてみれば確かにそうなのです。

そもそも主婦って旦那がいない間が自分の自由時間です。

これは旦那が家事をやっていようがいまいが関係ありません。

妻は自分の時間が突然全部取り上げられた状態になります。

さらにその取り上げた人間は病人。

しかも、いつどうなったら治るのかわからない精神病患者です。

理解不能な病人に家にいられたらたまったもんじゃありません。

さらに追い討ちがかかります。

私が精神分析を受けることになった時です。

妻は言います。

「私はどうしたらいいの?」

いつ治るかわからない病気。

どんどん減っていくお金。

先がわからない暮らし。

妻にしてみたら不安しかありません。

あたしが不安なのに、うちの旦那は精神分析を受けるだと?

と、いうことなのでしょう。

妻はパートで働いていまが、世帯収入のほとんどは私の稼ぎに頼っていました。

このまま私がいつまでも働けなかったら?

不安でついに泣き出しました。

「早く安定したいわ・・・」

そう言いながら。

妻が家にいる間は外をぶらぶら 帰宅難民

とにかく家にいられても困るという事はわかりました。

私は平日、妻が家にいる間はとにかく出かけました。

ウォーキング、カフェ巡り、図書館など。

この頃は大好きだったはずの釣りや登山には全くいく気になりませんてました。

今思うとそこまで病んでいたのですね。

ウォーキングや散歩はずっとダラダラ歩き通すだけです。

精神疾患には散歩がいいという話はあります。

でも、これではただの帰宅難民です。

図書館やカフェもそのうち飽きます。

図書館は意外とゆっくりできません。

普段から家にいられないおじいちゃん、おばあちゃんがいるからです。

この常連さんたちにゆっくりできる場所は常にキープされています。

カフェは論外です。

当たり前ですが、お金払って何か注文しなくてはなりません。

コーヒー一杯でせいぜい1時間も居られればいい方です。

しかも、じわじわとお金が減っていきます。

休んでるのに家に帰れず帰宅難民。

もうやってられません。

病院に相談 デイケアという選択

心療内科に通っていました。

そこで似たような症状の人が集まって悩みを話したりするプログラムがありました。

私は「何でも経験だ」と思い、このプログラムに参加してました。

ここで私の悩みは雪崩のように相談員さんを襲います。

  • 妻が理解してくれない
  • 家にいられない
  • ゆっくりしたいのにできない

確か、こんな事を相談員さんにお話ししました。

さすがプロの相談員さんです。

すぐに提案してくれました。

「デイケアに通ってみたらどうですか?」

デイケア?はて、耳慣れない言葉。

私は介護のデイサービスとこんがらがりました。

デイサービスとは別物です。

デイケアとは 

デイケアは、福祉・医療関係施設が提供するサービスの一種で、医療保険・介護保険による「通所リハビリテーション」と医療保険による精神科デイケア、認知症デイケアがある。

ウイキペディアより引用

病院の勧めに任せて私はデイケアに通うことにしました。

家に居てもゆっくりできないからです。

もちろんただではありません。

治療の一環なので保険は適用になりますが自己負担金は発生します。

ここで病院側から提案がありました。

「自立支援医療を申請しませんか?」

始めて聞く言葉です。

自立支援医療制度についての細かい説明はこちらに譲ります↓

【自立支援医療とは?わかりやすく解説します】 - 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック (tawara-clinic.com)

自立支援医療を申請することで自己負担が3割から1割になりました。

※ その人の状況によります。申請は心療内科など医療機関にご相談ください。

医療負担が随分安くなりました。

デイケアに通う負担が減ったのはありがたいことでした。

デイケアですること

施設によって違うかもしれません。

私が通ったデイケアのお話をします。

月曜日から金曜日まで

9:30〜15:00です。

(土曜日は午前中のみ)

目的はこんな感じだったような

  • 生活リズムを整える
  • 社会生活から離れない
  • 楽しい時間を作る

なるべく9:30に来るようにします。

学校に登校するイメージです。

午前と午後にプログラムがあります。

プログラムの一例です。

  • グランドゴルフ
  • 室内ボーリング
  • 切り絵
  • 脳トレ
  • 体操

プログラムは気分が乗らなければ参加しなくてもいいです。

ただし、周りの迷惑にならないことが前提です。

基本、自由な雰囲気で癒されながらまったり過ごしていました。

デイケアに通って 心の癒しが加速した

休職して1ヵ月後からデイケアに通いました。

率直な感想はデイケアのおかげで心の癒しが加速した気がします。

(個人の感想です)

気づけば5カ月通い続けました。

なんで通い続けたか?

居心地がとても良かったからです。

「こんな優しい世界があったのか・・・」

そう思わせてくれる空間を提供してくれました。

大げさかもしれませんが

「人間の世界も悪くないかな」

「ボクはそんなにダメじゃない」

そんなことを思わせてもらいました。

4ヶ月めくらいから仕事に対する意欲が出てきました。

(私は休職後、そのまま会社を退職してしまいます。それはまたの機会にお話します。)

再就職活動を始められたのはデイケアのおかげだと思います。

まとめ 家にいられなくてもデイケアがあります

適応障害で会社を休職しました。

ずっと家にいると妻がストレスを感じ始めました。

病院に助けを求めました。

こんな状況を解決したのは心療内科で用意してくれたプログラムから行きついたデイケアでした。

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  • この記事を書いた人

むにゅひこ

主に釣りと登山をこよなく愛する雑談好きなおじさんです。

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