うえーい!家のローンが終わったー!
と喜んでいたら
「抵当権抹消手続きをしてください」
と、ローン契約していた銀行より連絡がありました。
抵当権?
ああ、
ローンを返済できなかったら
家と土地を差し押さえされるっていうやつね。
今回は
住宅ローン完済直後
抵当権抹消手続きを自分でするか?銀行に任せるか?
迷っている人に読んで欲しいお話です。
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抵当権抹消は手続きが必要です
住宅ローンの時、土地と建物を抵当に入れました。
住宅ローンを全て払い終わったからといって
抵当権が自然に消えるわけではありません。
抵当権抹消手続き
が、必要です。
銀行から連絡があり
「ご自分で抹消手続きしますか?こちらで手続きしますか?」
と聞かれました。
銀行の担当者さんからは
「ご自分でも簡単に手続きできますよ」
と言われたので
「では自分でやります。」
と答えてしまいました。
あーあ・・・自分で手続きするのか・・・。
抵当権抹消手続き 自分で手続きする場合のざっくりとした流れ
抵当権抹消手続きのざっくりとした流れは次の通りです。
- 住宅ローンを契約していた銀行から必要書類を全て送付してもらう
- 法務局に電話 手続き前書類作成相談日程予約
- 法務局に行く 法務局で必要書類の記載
- 法務局担当窓口に提出 ここで申請書提出が完了
- 後日、こちらから法務局に電話し申請結果の確認
- 法務局に行き登記完了証を受け取り抵当権抹消手続き完了
時間が無い人は銀行にお願いしてもいい
最初、銀行にお任せすることも考えました。
手続きの手数料などで2万5千円くらいかかるとのこと。
法務局の受付時間は
平日のみ 午前8時30分~午後5時15分
です。
私が法務局に電話した時、手続き書類作成の相談は
月、水、金曜日 完全予約制
でした。
平日に時間が取れない人は手続きを銀行にお任せするのもアリかもしれません。
法務局に電話して訪問予約をします
法務局は一つの県に出張所など数カ所あることがあります。
まず、Googleなどで法務局を検索し電話します。
抵当権を抹消する家の住所を伝えます。
担当の法務局を教えてくれます。
「抵当権抹消手続きをしたい」
と、伝えたところ
「では、書類作成の相談時間を予約します」
と言われました。
私はあやうくアポなしで法務局に行くところでした。
法務局にいきなり訪問せず、必ず電話でアポをとってください。
法務局に行く前に事前準備 法務局に電話して教えてもらいました
申請書類を作成する前に抵当権抹消書類の書き方をネットで調べてみました。
申請書と記入例をダウンロードしましたが
私には記入方法がさっぱりわかりませんでした。
ひたすらパニックです。
そして、銀行から送られてきた書類
ネットで調べた書類名と実際送られてきた書類。
名称が違っているものがあります。
大丈夫なんだろうか?不安しか無い。
法務局に電話したら持ってくるものを教えてもらいました。
- 身分を証明できるもの
- 銀行から送付された書類を全て
- 印鑑(今回は認印でも大丈夫でした)
抵当権抹消手続き 相談当日 書き方を親切に説明してくれました
相談当日、担当者から
「今日はどうされましたか?」
と聞かれました。
私は
- 抵当権抹消の手続きがしたい
- 銀行から受け取った書類を全て持参したが不足は無いか?
- 申請書の書き方がわからないので教えて欲しい
と話しました。
担当者さんはまず、銀行の書類に目を通して手続きに問題は無いと言います。
次に、申請書ですが担当者さんから申請書を頂きました。
「こちらに記入してください」
から始まり、申請書の書き方について
- どこに何を記入するのか
- 印鑑はどこに押すか
- 書類の順番
を丁寧に教えてくれました。
そして、記入台で記入して提出するように言われました。
申請書は訪問した日に記入して提出しました
私が記入した時に感じた注意点を書きます。
- 説明は良く聞くこと
- 書き損じに注意して記入する
そんなの当たり前じゃないか!と思うかもしれません。
ですが、相談時間は1人30分です。
30分後は次の人が別の相談に来ています。
後で
「ここがやっぱりわかりませーん。」
「間違えて書いたので新しい書類くださーい。」
と気軽に言える状況ではありません。
でも、私のような書類作成のシロウトでも提出できました。
説明を真剣に聞けば大丈夫だと思います。
この時、記入した書類です。
登記申請書
委任状(銀行から送られたもの)
収入印紙が必要 1件につき1,000円
申請書記入説明の最後に
「収入印紙をあちらの窓口で購入してここに貼り付けてください」
「物件1件につき1,000円ですので今回は2,000円です」
と担当者さんより説明がありました。
私の場合
- 土地
- 建物(家のことです)
の2件の物件が抵当に入っていたので2,000円の収入印紙が必要でした。
人によって土地や建物が複数ある場合があります。
物件数により金額が上下するそうです。
後日 申請完了書類を受け取ります
申請書を記入して必要書類と収入印紙と一緒に提出しました。
窓口でさらに書類を記入します。
こちらの書類に必要事項を記入、押印。
控えを渡されます。この控え後日使用しますので大切に保管してください。
窓口の方から
「訂正の必要がなければ10日程度で登記申請が完了します。」
「○月○日ごろに法務局にお電話ください。」
この日はこれで終了です。
これ大事!
後日、こちらから
申請が滞りなく完了したか?電話連絡の必要があります。
○月○日にこちらから法務局に電話しました。
「登記完了しています。完了証を受け取りに来てください。」
とのこと。
登記完了証を取りに行きました。
同じものを2枚渡されます。
窓口の方より
「1枚は本人用、もう1枚は銀行用です。」
と説明を受けました。
法務局から戻り、銀行に電話します。
銀行担当者さんからは
「こちらではその書類必要ありません。」
と言われました。
念のため2枚とも保管してあります。
まとめ 抵当権抹消手続きは自分でできます
- 住宅ローンを完済したら抵当権抹消手続きが必要
- 抵当権はざっくりいうとローン返済できない時に銀行が家と土地を差し押さえできる権利
- 時間が無いなら銀行にお任せしてもいい
- 抵当権の抹消を自分で申請するなら法務局に電話して訪問予約する
- 抵当権抹消申請書類作成は法務局で教えてもらえる
- 抵当権抹消申請後にこちらから法務局に確認し登記完了証を受け取る