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切なくて おいしそうで 小説「ランチ酒」あらすじと感想

今回は

ランチ酒 原田ひ香著

のご紹介です。

「ランチ酒」という題名ですが真昼間から飲んだくれているわけじゃない!

主人公がやけ酒をかっ喰らう話でもありません。 

そんなお気楽なお話ではないので、ランチに酒を飲む主人公の背景にぜひ注目してください。

このお話には読めば切なくて、クスっと笑えて、ホロリ泣けるドラマがあります。

個人的には夫婦間の問題、子育ての悩みなどある方は一度本書をとって読んで欲しいです。

今回は
小説「ランチ酒」を少しネタバレしながらあらすじ解説
というお話です。

※ 本ページはプロモーションが含まれています。 

少しネタバレ ランチ酒

「ランチ酒」は主人公が深夜に仕事して、仕事終わりのランチでお酒を飲みます。

特に何も解決しないし、ミステリーや事件があるわけでもありません。 

仕事して、ランチで飲んでの繰り返しです。 

食事をしている描写はよだれ物です。

陳腐な表現しかできませんがとにかくおいしそうです。

主人公が食を心から楽しんでいることが強く伝わってきます。

そして、主人公はランチをしながら回想します。

仕事のこと、離婚した夫の事、一緒に住めなくて気にかけている娘の事を想いながらお昼に晩酌?するのです。

これが何とも切なくてやりきれない。

読んでいる私は「やっぱ読むのやめようかな?」と思います。

だって、もう切なくてやりきれないのです。

何度も本を閉じました。

でも、結局は先が気になって読んでしまう。

最後まで読んで、

「そっか。祥子さん、頑張ってね。ボク応援してるよ。」

ってつい感情移入してしまいました。

ぜひ、手に取って読んで欲しい一冊です。

あらすじ簡単に

小説「ランチ酒」のあらすじを簡単に。

主人公の犬森祥子は離婚歴があるアラサー女性。

深夜の仕事をしています。

職業は「見守り屋」。

仕事内容は、クライアントの求めに応じてただ見守っている事。

子供、老人、女性など見守る対象は様々です。

仕事が深夜なので晩ごはんはランチタイム。

晩酌がてらランチにお酒を一緒に飲みます。

そして、家に帰って寝て、また深夜に仕事する。そんな日々の繰り返し。

ランチタイムにお酒を飲みながらメニューとお酒を楽しみます。

そして、想いをはせるのです。

さっきまで一緒だった見守る対象やクライアントのこと。

自分の今置かれた状況。

自分の過去。

仕事仲間や友達。

基本的にこれだけ。

特に何か謎を解き明かす訳でもない。

人間同士の問題を解決するわけじゃない。

ただ、見守っている。終わればランチして、そして酒を飲む。

そんなお話です。

こう書くと一見他愛のない話に思えそうですがそんなことはありません!

その毎日の中に内容の濃い人生がたっぷり詰まっています。

ランチ酒 私はここがおすすめ

ここからは「ランチ酒」についておすすめな見どころを見ていきます。

ランチメニューの描写

題名が「ランチ酒」なので主人公の祥子がほぼ毎回ランチを食べるわけです。

この描写が実にいい。

読んでるだけでおなかが減ってきます。

祥子が食べる前にこちらがわくわくします。

描写については引用しませんのでぜひ本書を手に取って読んで頂きたいです。

ランチでお酒も悪くない。

絶対にそう思わせてくれます。

主人公の飲みっぷり

題名が「ランチ酒」なのだから主人公が下戸では始まりません。

結構酒豪です。

ただの呑兵衛ではありません。

その日のランチに合わせて祥子が飲むお酒が常にナイスチョイス!

そりゃあ、こんなチョイスなら昼間っからでもお酒すすむよね。

そんなお酒選びです。

でも、ただただ飲んでいるわけではありません。

時に楽しく、時には自分を励まし、時には誰かに想いをはせて。

祥子は「ランチ酒」をやってるわけです。

そんな飲み方に読者はズルズルと「ランチ酒」の世界に引き込まれていきます。

ちょっと笑えてそして切ない人間模様

深夜の仕事を終えて、ランチタイムが晩ごはん。

そんな祥子がランチで一杯やりながら

時には、さっきまで仕事していた顧客の生き様や環境を

時には、自分の過去

時には、仕事仲間や友達のこと

時には、一緒に住めない事情がある娘への想い

これらに想いをはせています。

結果は祥子がそれらと常に向き合っていく。例え辛くても。

たまに祥子の言い回しにクスっと笑えることもありますが、基本的に切ない。

自分の環境や過去に真摯に向き合う祥子の姿勢がとにかく切ないんです。

私なんか読んでいて途中で本を閉じること数回。

「もう、読むのやめようかな?切なすぎ・・・。」

でも、その後が気になってまた読んでしまう。

そして、あまりにも切なくて祥子を応援したくなるんです。

胸が締め付けられますが、それでも主人公を取り巻く人間模様をぜひ読んで欲しいです。

まとめ 切なくておいしそうで 小説「ランチ酒」

小説 「ランチ酒」のあらすじ

  • 主人公の祥子はバツイチで職業は「見守り屋」
  • 祥子の勤務時間は深夜なので早めのランチを食べてお酒を飲んで寝る
  • ランチでお酒を飲みながら依頼人のこと、自分の過去、月一度会える娘のことを思う

見どころ

  • 毎回祥子が食べるランチのメニューに対する描写がおいしそうでわくわくする
  • 時に楽しく、時には自分を励まし、時には誰かに想いをはせて酒を飲む祥子の飲みっぷり
  • 祥子が自分の過去とどのように向き合っていくかが読んでいてとても切なくて応援したくなる

夫婦間の問題、子育ての悩みなどある方は一度本書をとって読んでみてください。

  • この記事を書いた人

むにゅひこ

前の職場で適応障害になり退職。転職して用務員さんになり、楽しく頑張っているアラフィフオヤジです。趣味は釣りと登山、下手な料理、読書、DIY、最近ソロキャンプを始めました。このブログでは用務員さんの仕事で見つけたDIY、適応障害の時の経験、趣味のこと、何気ない日常のことなどを雑談感覚で書いています。また、自分がした買い物で「いい買い物をしたな」という情報を積極的にみなさんに発信しています。暇つぶしに雑談を楽しむようなブログがコンセプトです。

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